侵入窃盗の件数
2008年(平成20年)の侵入窃盗の認知件数は15万5,047件。平均3分25秒に1件の割合で、日本のどこかで犯罪被害が発生していることになります。これを住宅に限ったとしても、平均5分30秒に1件の割合になります。
また、犯罪の巧妙化、凶悪化が進んでおり、これまで以上に犯罪対策に力を入れる必要があります。
窃盗犯の侵入経路
一戸建て住宅を例にとると、住宅侵入の手口で最も多いのは21,598件を占める窓ガラス破りです。
1階の窓や玄関周辺だけでなく、トイレや浴室の窓、配管、電柱、樹木、ガレージ等、さまざまなものを足場にして、2階以上であっても侵入される危険性があります。
子どもの被害
13歳未満の子どもが犯罪被害になるケースは3万3,328件と、依然多数に上ります。
とくに子どもが被害者に占める割合が多い犯罪は、略取誘拐40.6%(63件)、強制わいせつ13.2%(936件)、殺人8.8%(115件)、公然わいせつ8.3%(76件)となっています。
自宅だけでなく、学校、通学路も含めた生活環境全体の安全対策が必要です。
ちょっとの外出でも必ず鍵をかける
近所のコンビニに出かける時やゴミだしをする時等、ほんの少しの時間で戻ってくる外出でも必ずカギをかけて出かけましょう。
また、忘れがちな浴室やトイレの窓も、必ず鍵かけの確認をする習慣を付けましょう。
郵便受けにも鍵をかける
郵便物の宛て名から家族構成、送り主から商品購入先や取引先等、家族の個人情報を知ることができます。
郵便受けにはカギをかけ、個人情報を守るようにしましょう。
新聞や郵便物を溜めない
プロの泥棒は、留守にすることが多い家をターゲットにします。
郵便受けに新聞や郵便物が残ったままでは、長期不在を知らせているようなものです。
旅行等で長期間家を空ける場合は、新聞配達を止める、郵便物は近所の方に預かってもらうか、不在留置(ふざいとめおき)の手続きをして郵便局留めにする等の処置をしましょう。
オートロックを過信しない
マンションの玄関にオートロックがあれば安心と油断しがちですが、泥棒はその隙を突いてきます。タイミングを見計り、住人と一緒に入ってしまえば、オートロックは簡単に突破されてしまいます。
オートロックの玄関では、知らない人、鍵を持っていない人を一緒に入れないことが有効な防犯対策です。
表札に家族の名前を書かない
最近は子どもが犯罪被害者になるケースが後を絶ちません。家族全員の名前を書くことは、子供を含め、家族の情報を公表していることになります。
一戸建てあってもマンションであっても、表札に家族全員の名前を表示することは避けたほうがいいでしょう。
自転車、バイク、子どもの遊具に連絡先を書かない
バイク、自転車、子どもの遊具に書かれた連絡先をチェックされてしまい、名前、住所、電話番号等の個人情報を特定される危険性があります。
連絡先は記入せず、持ち主にだけ分かるような印やマークだけにするのが防犯上有効な対策です。
多額の現金や貴重品を自宅に保管しない
多額の現金や貴重品を自宅内に保管するのは避けた方が賢明です。
どうしても自宅で保管しなければいけない場合は、防盗性の高い金庫に保管するようにします。
また、通帳と印鑑は必ず別々の場所に保管しておくことがリスク回避の基本です。
侵入の足場を作らない
出窓の屋根・ひさし、塀、雨どい、物置、排管、物置、エアコンの室外機 、樹木、バルコニーを支える柱等は、泥棒が家に侵入するための足場にもなります。
「もしよじ登るとしたら…」という視点で、家の周りの足場になりそうな物の位置を見直しましょう。
侵入まで時間がかかる家にする
空き巣が侵入までに何分かかると諦めるかを調査したところ、5分を超えると空き巣の約70%があきらめるという結果が出ました。
つまり侵入者との勝負は、最初の5分間。簡単に開けられない鍵に取り換える、補助錠を取り付ける、ガラス面を強化する防犯フィルムを貼る等の防犯対策が効果的です。
知らない人でも一言あいさつをする
プロの泥棒はターゲットとする家庭に、インターホンで呼んでみたり、人の動きがないか見張ったり、カーテンのしまり具合、新聞、郵便物等を見て確認します。
泥棒は姿を見られることや、声をかけられることを非常に嫌います。普段見かけない人がいるのを見かけたとき、何か不審な様子が見られたときは一言声をかけてください。一言声をかけられるだけで、犯行をあきらめる泥棒もいるからです。
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